社員1名でも設計室が作れる!年間売上を約7倍 1.2億円した方法

受注の波は来ている。だが、社内にいるのは構造設計者ひとり。採用は間に合わない——。

そこで選んだのは、社員1名・外注10名体制で“構造設計室”をつくる戦い方でした。

一人の構造設計担当の社員の働き方を変えて、年間売上を約7倍の1.2億円を現実した、とある企業の成功事例です。

\構造設計ジョブマッチング/

1. 事例の背景

とある設計事務所では、事業拡大に向けて構造設計の内製化が喫緊の課題でした。

ところが社内の構造設計者は一人だけ。受注はあるものの、すべてを一人で対応するには納期が足りません。

新卒採用では求人を出しても応募が集まらず、また中途採用にも取り組みましたが適任者に出会えず、売上拡大は足踏み状態が続いていました。

登場人物

2. 「採用できない」を「外注」に方針転換

設計事務所 社長Bさん
設計事務所 社長Bさん
構造設計の案件受注は増えているのに、採用が思うように進みませんね。

どんなに優秀なエンジニアでも、一人でさばける仕事量には限界がある。
せっかくのチャンスですが、このままでは仕事を断らざるを得ません。

構造設計担当Aさん
構造設計担当Aさん
おっしゃる通りです。品質を担保しようとすると、工程にも無理があります。

独立して個人事務所を開業する構造設計者も多いので、即戦力の人材を外注で依頼して、売上拡大するのはどうでしょうか?

構造設計者の採用を目指していましたが、希少な職種ゆえに選考は難航。

昨今の採用活動の厳しさも相まって、内製化にこだわらず、外注の活用して売上拡大を図ることに方針転換しました。

3. まずは2名の外注からスタート

外注の活用を始めるため、ストラボpartnerに登録し、ストラボpartnerの担当者から、自社の求めるスキルをもつ構造設計者とのマッチングを実施しました。

まずはスポット案件での依頼からはじめ、継続的な依頼が可能か、品質・コミュニケーション・相性をお互いに確かめるところから始めました。

同時に、構造設計担当のAさんは、これまでの「プレイヤー中心」としての実務から、外注の本格的な活用に向けて、品質・工程管理中心とした「マネージャー」へ役割をシフトしました。

プレーヤーからマネージャーへ

標準的な構造設計者の月平均売上は、一人あたり100万円程度と言われています。

構造設計担当のAさんは、技術力が高く、作業スピードも迅速で難易度が高い案件も対応することができるため、月平均150万円を売り上げることができます。

外注活用に向けて、Aさんの働き方をプレーヤーからマネージャーへシフトしたことで、技術力を生かしながら、ひとりでは到達できない売上規模を目指せる体制になりました。

構造設計担当Aさん
構造設計担当Aさん
今後はマネージャー業に集中して
「構造設計室として月平均売上1000万円」を狙います!

設計の標準化やレビューを行うことで品質も担保できそうです!

成功ポイント
  • ストラボpartnerで候補者の実績・得意な構造種別・作業できる時間を事前確認
  • スポットでのテスト発注→継続的な発注へ移行
  • 社員はプレーヤーからマネージャーにシフトし、品質管理に集中

4. 外注を10名へ増やし、年間売上を約7倍 に

1年間で外注の構造設計者10名と契約し、構造設計担当者のAさんは構造設計室の室長となったことで、売上は約7倍以上に成長できました。

設計事務所 社長Bさん
設計事務所 社長Bさん
売上アップといえば「まずは採用して増員」と思い込んでいましたが、外注でも品質管理は十分可能でした。

外注を活用した結果、教育コストだけでなく、会社負担の保険料も抑えられ、社内のリソースを管理業務や経営判断に集中できる体制を整えられました。

外注はコストパフォーマンスに優れた手法だと実感しています。

\実は、雇用より外注がお得/

5. なぜ年間売上を1年で約7倍にできたのか

年間売上を約7倍に伸ばすことができた3つ理由

  1. 雇用にこだわらず、外注へと方針転換した
  2. 社員はマネージャー業務へとシフトし、室員10名体制の設計室を立ち上げた
  3. 希望するスキルにあわせたマッチングで、即戦力となる外注と契約できた

採用に固執せず外注へ舵を切り、社員をマネージャーに据えて設計品質を担保。

その結果、「社員1名でも“設計室”を運用し、年間売上を約7倍に伸ばす」ことができました。

構造設計業務は内製化しづらい

本事例では、採用による内製化から、外注の活用に切り替えることで組織化することに成功しました。

会社の規模拡大に向けて、まず「採用活動」に目が向きがちですが、構造設計業務の内製化には、そもそも難しさがあります。

内製化に立ちはだかる3つの壁

■採用が難しい

  • 人手不足で採用に手が回らない
  • 必要なスキルを持った人材が見つからない
  • 求人を出しても、構造設計者からの応募がこない
  • 選考の過程でミスマッチが見抜けない

■育成が難しい

  • 人材育成にコストがかかる
  • 未熟な人材へのメンタル面のフォローやケアに手間と負担がかかる

■経営負担が大きい

  • 労働規制やコンプライアンス対応など、雇用に伴う事務負担が重い
  • 会社負担の社会保険料が高い
  • 人件費には消費税がかからないため、外注費のように仕入税額控除が使えない

社会環境の変化が
「外注活用型の組織づくり」を後押ししています

■人材が豊富になった

  • 耐震偽装から20年たち、資格制度、審査制度の見直しを経て、業界が成熟し、実務経験のある構造設計者が増えてきた
  • 独立して構造設計事務所を立ち上げた構造設計者や副業として案件を受けるフリーランスが増え、プロジェクト単位で依頼できる人材の選択肢が広がった

■働き方改革が浸透した

  • オンライン会議や在宅勤務の環境が整い、場所にとらわれずに業務を進められるようになった
  • 残業を制限する会社も増え、「技術を磨きたいのに時間を持て余している」優秀な人材が、副業や外注として活躍しやすくなった

■外注を使っても粗利を確保しやすくなった

  • 案件ごとに「どこまで外注を使うか」調整でき、固定人件費の負担を抑えながら粗利をコントロールしやすくなった
  • 業界全体で設計料単価が上昇傾向にあり、外注を活用しても粗利を確保しやすい環境になってきた

売上を伸ばし組織を拡大には、外注の戦略的な活用が有効です

ストラボpartnerは、ご希望スキルに合う即戦力のご提案から
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登録料・維持費は無料
構造設計に特化したジョブマッチングサービスです。

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監修者

小林 玄彦(こばやし はるひこ)
株式会社ストラボ 代表取締役

さくら構造株式会社の社長室室長として10年間、採用活動や評価制度の構築、組織マネジメントに従事。
オリジナル工法の開発やブランディングにも注力し、創業期から同社の規模拡大に貢献。
2024年に株式会社ストラボを創業し、構造設計者のための成長支援プラットフォーム「ストラボ」をローンチ。
構造設計者の社会的価値を最大化することを使命とし、構造設計業界や組織、そこで働く社員が価値観を共有し、他社との差別化を図ることで、構造設計者の価値を誇りをもって伝えられるようサポートしている。

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