あるあるミス図面初級編#1|伏図と軸組図の符号情報の不整合

構造設計あるあるミス集では、図面担当や計算担当がやりがちなミスや、担当者間の認識のずれ、確認不足で生じた失敗などの具体事例をご紹介します!

本記事は、構造図面の初級ミス「伏図と軸組図の符号情報の不整合」に関する内容です。

日頃の設計業務でも同じようなミスをしていないか、ぜひ振り返りながらご覧ください。

構造設計あるあるミスの詳細

ミスNo.
レベル 構造図面 初級
構造種別 □RC造 □WRC造 □S造 □その他 ■共通
部位 □柱 □梁 □壁 □基礎 □接合部 □二次部材 □その他 ■共通

ミスの内容

図面担当が伏図と軸組図の符号情報を連動して修正していなかったことに加え、仮の梁符号「G1」と確定後の梁符号「G11」を見間違えたことから、品質管理チェックのタイミングまで図面・設計の両担当が気付けなかった。

原因

仮設定に「G1」という紛らわしい梁符号を使用してしまった。

伏図と軸組図は連動させて修正するという意識が薄く、梁符号が確定した段階でも仮の梁符号を使用し続けてしまった。

改善方法と対策

伏図と軸組図の連動ミスを防ぐためには、修正箇所を図面にすべて描き込んだ自分専用の修正用ゲラを作成し、伏軸の整合を意識しながら修正作業をする。

仮設定で符号を振る場合は、「G※」のように記載すると、図面上で編集していない符号にすぐに気付くことができる。

ストラボ小林からの教訓

関連記事一覧