あるあるミス図面初級編#8|ボーリング柱状図の設計GLの線が孔口標高に対して上下逆

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構造設計あるあるミス集では、図面担当や計算担当がやりがちなミスや、担当者間の認識のずれ、確認不足で生じた失敗などの具体事例をご紹介します!

本記事は、構造図面の初級ミス「ボーリング柱状図の設計GLの線が孔口標高に対して上下逆だった。」に関する内容です。

日頃の設計業務でも同じようなミスをしていないか、ぜひ振り返りながらご覧ください。

構造設計あるあるミスの詳細

ミスNo. 8
レベル 構造図面 初級
構造種別 □RC造 □WRC造 □S造 □その他 ■共通
部位 □柱 □梁 □壁 □基礎 □接合部 □二次部材 ■その他 □共通

ミスの内容

孔口標高が設計GLに対して-40mmであるにもかかわらず、設計GLの線より上側に数値を記載してしまった。

原因

柱状図のスケールに対し設計GLと孔口標高のレベル差が小さかったため、それぞれの線がほとんど重なっており、上下の逆転に気づきにくい状態だった。

改善方法と対策

孔口標高の設定ミスは単純な作図エラーではなく、基礎や杭が支持層に届かないなど建物の成立に関わる重大な問題であることを理解する。

【レベル関係の間違いについて】

設計GL、KBM、孔口標高のレベル関係は、図で一度確認する。

設計GL=KBM+270mm / 孔口標高=KBM+230mm

【図面表現について】

レベル差が小さい場合に線が重ならないようにするには、全体の縮尺を大きくすると間隔を広げられる。

また、ミスを防止するために、柱状図に「設計GL=KBM+270」というように設計GLとKBMの高低差を数値で明記する工夫も効果的だ。

ストラボ小林からの教訓

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