
構造設計者でも、資格を戦略的に選べば副業だけで年収を+100万円伸ばせます。
週20時間の在宅作業で会社への依存から抜け出し、評価されない現職の給与を見返しませんか?
本記事では、どの資格が最速で元を取り、自由度を高めるのか、一次情報に基づく検証をご紹介します。
ロードマップを読み終える頃には、あなたが次に取るべき資格と、理想の働き方が明確に見えてくるでしょう。
[1] 副業で本当に使える資格はこれだ!必須・有利資格ランキング
[2] 資格別の副業収入アップ幅を比較──単価・稼働時間・年収シミュレーション
[3] 取得コスト vs 回収期間「投資回収ROI早見マップ」
[4] 脱・会社依存マップ──資格×働き方自由度の相関図
[5] 12か月で自由度MAXへ!資格取得&案件獲得ロードマップ
[6] 知らないと危険!副業契約・法的責任・保険のチェックリスト
[7] 最初の一歩は情報収集から──ストラボに無料登録して副業チャンスを広げよう
副業で本当に使える資格はこれだ!必須・有利資格ランキング
副業で年収を+100万円伸ばしたい構造設計者にとって、最初のカギは「需要が高く希少な資格」を選ぶことです。
しかし、ネット上の情報は玉石混交で、どれが本当に稼げるのか判断しにくいですよね。本章では公的統計と求人実数を組み合わせ、資格ごとの「稼げる度合い」をデータで可視化します。読み終わるころには、次に狙う資格がはっきり見えてくるはずです。
構造設計一級建築士|案件の9割で歓迎される“最強カード”
構造設計分野で副業収入を一気に伸ばしたいなら、構造設計一級建築士が最もリターンを生む資格です。全国の転職サイトには6,000件以上の求人が並び(在宅・常駐含む)、案件側のニーズは突出しています。一方で直近5年の合格率は8.8%と一桁台にとどまり、資格保有者が少ない希少資格です。需要過多と供給不足のバランスが高単価を後押しし、ストラボpartnerに掲載された案件でも資格保有者を優遇しています。
構造設計一級建築士の合格は難関ですが、合格すれば時給8,000〜1万5,000円クラスの案件に手が届きやすくなります。
一級建築士|汎用性と在宅案件で“安定の稼ぎ頭”
「まずは投資回収を確実に」と考える方には一級建築士がおすすめです。
建設業全体の平均年収が約565万円という統計データをベースに、副業で月20時間・時給5,000円を積み上げると+120万円が現実的なラインになります。さらに在宅・リモート可の求人だけでも700件以上があると言われ、地方在住でも案件探しがしやすいのが強みです。
一級建築士試験の合格率は10%前後で、構造設計一級建築士よりは取りやすい難易度となっています。汎用性と希少性のバランスが良く、まず一歩踏み出す資格として最適です。
耐震診断・BIM関連講習|短期習得でニッチ高単価を狙う
少ない学習投資で高単価を狙いたいなら、耐震診断員やBIM講習修了証といったニッチ資格が有効です。
たとえば「BIMオペレーター」で検索すると4,000件以上の求人が表示され、DX需要の高まりを裏づけています。2日間・受講料5万円前後の耐震診断講習を修了しただけで、10日間の稼働で報酬35万円といったスポット案件が成約する可能性もあります。
短期習得で市場ニーズがはっきりしている分野を選べば、投資回収までの期間を大幅に短縮できます。
資格別の副業収入アップ幅を比較──単価・稼働時間・年収シミュレーション
「資格を取れば稼げる」と耳にしても、実際にどれだけ年収が伸びるのか数字で示されなければイメージしにくいですよね。
本節では、厚生労働省の賃金統計と求人サイトの案件単価を組み合わせ、代表的な資格ごとに「月何時間働いたら、年収がどれくらいアップするか」を試算しました。ご自身の可処分時間と照らし合わせれば、最短で目標額に届く資格・働き方が見えてくるはずです。
構造設計一級建築士
ストラボpartnerに掲載された実案件の平均時給7,500円を基準に計算すると、月20時間の稼働でも年収を約180万円上乗せが見込めます。
高単価案件の多さが強みで、稼働時間を抑えつつ本業と両立しやすい点が魅力と言えるでしょう。
一級建築士
一級建築士の場合、平均時給は5,000円前後(他社公開求人の中央値)を基準に計算すると、月20時間稼働で年収を約120万円上乗せが見込めます。
構造設計一級と比べ単価は下がりますが、案件数が多く柔軟な働き方を選びやすいのがメリットです。
耐震診断・BIM講習
耐震診断員講習やBIM講習修了証でも、スポット案件では時給6,500〜8,000円が見込めます。
講習コストと学習時間が小さい割に単価が高いため、「まず+50〜100万円を早期に達成したい」という方に適した選択肢です。
取得コスト vs 回収期間「投資回収”ROI早見マップ」
「資格取得はコスト」と聞くと受験料だけをイメージしがちですが、実は、機会損失と思いがちな勉強に費やす時間こそが最大の投資です。本節では主要3資格について、何か月で投資を回収できるかを試算しました。
資格取得にかかるリアルコストを整理
資格の取得にかかる費用は5万〜6万円台ですが、学習時間の差が総コストを5倍以上に拡大させます。
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- 構造設計一級建築士: 100時間 × 平均時給2,971円 ≒ 297,000円
- 一級建築士: 1,000時間 × 平均時給2,971円 ≒ 2,971,000円
- Revit講習: 27時間 × 平均時給2,971円 ≒ 80,000円
回収期間ランキング!最短ルートはどれ?
副業で月10時間稼働すると想定した場合、最速で元が取れるのは構造設計一級建築士(約3か月)、次いでRevit講習(約2〜3か月)です。一級建築士は約3年かかりますが、年収レバレッジが最も大きいのが特徴です。
脱・会社依存マップ──資格×働き方自由度の相関図
「収入だけでなく働き方の自由度も上げたい」という方に向け、本章では資格がリモート副業や独立にどれほど影響するかをご紹介します。
構造設計一級建築士は“自由度”でも頭ひとつ抜ける
構造設計一級建築士を条件にする在宅・フルリモート案件は資格なし案件よりも、案件数が多いです。
高難度資格ですが、取得後は週1日・完全在宅といった柔軟な働き方でも高単価を維持しやすく、会社依存度を下げやすいポジションに立てます。
一級建築士は案件数が多く「自由度×安定」のバランスが良い
一級建築士を歓迎する在宅求人は構造設計一級建築士資格を条件にする求人よりも多く、業態も設計事務所から不動産デベロッパーまで幅広いのが特長です。
「とにかく案件母数が欲しい」「副業時間を少しずつ増やしたい」というフェーズなら自由度と案件数のバランスが取れた選択肢になります。
BIM・耐震診断系のニッチ資格は“スポット高単価”で時間をコントロール
BIM講習修了や耐震診断員講習など短期取得資格は、プロジェクト単位のスポット参画が中心です。
案件期間が2週間〜3か月と短く、スケジュールを自分で組み替えやすいのが魅力で、副業で時間をコントロールしつつ、本業や家庭の都合に合わせたい人に向いています。
12か月で自由度MAXへ!資格取得&案件獲得ロードマップ
「資格も副業案件も気になるけど、何から手を付ければいいのかわからない」
そんな迷いを解消するために、本章では12か月で会社依存を脱却するロードマップをご紹介します。
0〜2か月|ゴール設定と情報収集でスタートダッシュ
まず副業のゴール(目標年収・稼働時間)を決め、取得したい資格を決めます。
ストラボpartnerへ登録し、案件相場や求められるスキルをチェックすることで「学ぶべき内容」が具体化します。
3〜5か月|学習フェーズと短期講習を並行して進める
一級建築士・構造設計一級を狙う方は、学科対策の基礎固めを集中して行います。
短期で収入源を作りたい場合はRevit BIM講習を受講し、即日“BIM可”の副業案件に応募できるスキルを獲得しておくのが効率的です。
6〜8か月|試験本番・講習受講・実践アウトプット
一級建築士の学科試験、構造設計一級講習の受講など、学びの成果を試す期間です。
Revit講習修了者はポートフォリオを整備し、ストラボで単価6,500円以上のBIMモデリング案件に応募し、実績を積み上げておくと好循環が生まれます。
9〜12か月|資格取得&高単価案件へのシフト
一級建築士の最終合格発表が出たら、年明けすぐに「資格あり」条件の高単価リモート案件へ応募をスタートします。
構造設計一級講習修了者は11月下旬の修了考査をクリア後、翌月には時給1万円超の案件が狙えます。
以上の流れに沿って取り組むことで、月20時間の副業でも年収100〜180万円アップが視野に入り、場所・時間に縛られない働き方を実現できるはずです。
知らないと危険!副業契約・法的責任・保険のチェックリスト
高単価案件に参入するときほど、契約トラブルや損害賠償リスクは見過ごせません。本章では公的ガイドラインと業界専用保険の最新情報を基に、押さえておくべきチェックポイントを整理します。
労働時間・社内規定
厚労省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を必ず確認
副業で最初に確認すべきは労働時間管理と就業規則です。会社の36協定の上限(時間外月45時間)を超えないよう注意しましょう。
契約・報酬・ハラスメント
改定「フリーランス環境整備ガイドライン」で防御線を張る
案件を個人で請け負う場合は、2024年10月に改定されたガイドラインが指針になります。報酬支払期日(業務完了から60日以内)やハラスメント禁止条項などを契約書に盛り込むのが賢明です。
設計ミスの賠償リスク
建築士事務所賠償責任保険で“最悪の自腹”を防ぐ
構造計算エラーなどで損害賠償請求を受けると、個人の貯蓄では到底カバーできません。「建築士事務所賠償責任保険」に必ず加入可否を確認してください。
最初の一歩は情報収集から──ストラボに無料登録して副業チャンスを広げよう
「副業を始める前に、まずは情報を集めたい。でもSNSや求人サイトだけでは本音で相談できない」
とお悩みの方に最適なのが、構造設計者向けマッチングサービス「ストラボpartner」です。
登録料・維持費は0円、匿名で安心
登録料・月額費用が一切かかりません。匿名で利用でき、勤務先に副業していることを知られる心配もありません。
年間720万円、単発370万円も!実績が物語る収入アップ
独立・開業したストラボ会員には、登録後1年で年間720万円の売上を達成したり、単発の案件1件で370万円を獲得した例もあります。
スキルを「見える化」するランク制度で単価が明朗
ストラボpartnerの利用登録時には、担当者と面談を実施し、構造設計者スキルを定量評価したうえで、C・B・A・S・Hの5段階のランクを付与します。ランク制度を導入することで、自分の市場価値を客観的に把握することが可能です。また技術力があるにもかかわらず、低単価での受発注を防ぐことができます。
3ステップでスタート!最短1週間で案件紹介
ストラボへの無料登録、利用登録、オンライン面談の3ステップが完了すると、担当エージェントが条件に合う案件を紹介してくれます。
希少で需要の高い資格を取得すれば、副業でも高単価案件が狙えます。資格投資は受験料だけでなく学習時間もコストに含めて考え、戦略的に行動しましょう。
ロードマップ通りに1年間学習と本業を並行すれば、会社依存を解消できるはずです。副業開始前にはリスクヘッジのためのチェックリストも忘れずに。
まずはストラボpartnerに登録して情報収集から始めましょう!
監修者

小林 玄彦(こばやし はるひこ)
株式会社ストラボ 代表取締役
オリジナル工法の開発やブランディングにも注力し、創業期から同社の規模拡大に貢献。
2024年に株式会社ストラボを創業し、構造設計者のための成長支援プラットフォーム「ストラボ」をローンチ。
構造設計者の社会的価値を最大化することを使命とし、構造設計業界や組織、そこで働く社員が価値観を共有し、他社との差別化を図ることで、構造設計者の価値を誇りをもって伝えられるようサポートしている。